肺がんステージ4の夫

9月まで順調に抗がん剤をしてきた夫。

10/1は5回目の治療でアリムタ+キイトルーダの2剤になる予定でした。

しかし・・・血液検査で肝臓の数値は上昇していることから見送りとなりました。

1週間肝臓の機能を改善するために薬を出され大好きなアルコールを飲まずに

翌週、血液検査をするもさらに数値は上がっており。。。

すぐに肝臓内科を受診するよう言われ翌日早速肝臓内科受診💦

 

AST、ALT、γ-GTPが正常値の3~5倍ほどの数値になっていることから

肝臓庇護剤を3日注射することに。

少し数値が下がっていたもののこの程度ならば薬の効果が期待できないので

副腎皮質ホルモン(ステロイド)治療に!

しかも早めに効果を出したいのでと、いきなり成人最大量の12グラム/日を2週間服用することに。。。

 

1週間後の血液検査ではAST,ALTは早くも正常値内。

γ-GTPは100ほど下がったもののまだ800超え💦

 

しばらくはステロイド治療に専念することになりました。

ステロイド治療をする意味はこちら↓のようです。

irAEの発現機序とステロイドの作用 | がん患者さんへの服薬指導ポイント (nendo-oncology.com)

 

今回の肝臓機能障害はCTやMRCPから免疫チェック阻害剤による副作用だと判断されました。

悪性腫瘍への効果はかなり高い反面、免疫機能が活性化しすぎたために自己免疫疾患と似たような状況になってるとの説明を受けました。

 

免疫チェック阻害剤の有事事象

 

なので、もし肝臓の数値が落ち着いたとしても再度キイトルーダを使用すれば

同じように副作用が出てしまう可能性が高い。

なので今度の治療は慎重に検討していくしかないとのこと。。。

 

夫は毎月がんが小さくなってることで前向きに治療に励んでいたが、

治療はしばらくできないと言われ落ち込んでいました。

 

それに気づいてか、呼吸器科の担当医の先生からは免疫治療で有事事象が起き治療を中止した方の方が奏効率が高いというデータがあります。

治療せずに何年も過ごしている方いますよって励ましてくださいました。

 

私もそんなデータがあることを知らなかったのですぐに調べました!

irAEの発現と免疫チェックポイント阻害薬の有効性には関連がある | がん患者さんへの服薬指導ポイント (nendo-oncology.com)

有事事象が出たことは悪いことばかりではないと知って少し安心してますが、ステロイド治療は長期化しやすいことや免疫力を下げることで感染症へのリスクやその他副作用もあるようです。

これからどうなっていくのか今まで違う心配が出てきましたが、医者の判断と指示を信じるしかないと思ってるので夫には頑張ってもらいたいです。

 

 

免疫療法として免疫チェック阻害剤が標準治療になってからまだ6年ほどだそうですが、患者やその家族にとっては希望と期待の薬となっています。

免疫チェックポイント阻害剤の仕組みと優位点 薬物療法の新たな可能性とは | ドクタージャーナル (doctor-journal.com)

ただ医者にとってもまだ予知しにくい副作用などもあり調整するのが難しいようです。

 

同じような経験されてる方いらっしゃいますか?

皆さんの参考になると嬉しいです。